About作品紹介
劇団レトルト内閣の約1年ぶりとなる本公演「モダン・ガールはネコを探して」は、大正から昭和にかけて、日本で初めて活躍した女探偵の物語。
フリーライターとしても活動する脚本家・三名刺繍の取材力を生かし、フィクションでありながらも、時代背景を綿密に取材したエンターテインメント作品となる。「女は家を守るもの」という価値観が根強かった時代に、好奇心のおもむくままに痛快に生きた女性の一代記。そして戦争を経て「情報」というものの価値が少しずつ変わり始め、翻弄される人間のドラマを描く。
レディー・ホームズの、痛快にして大胆な冒険譚。
そして、現代に何かを問いかけたりする、かもしれない物語。
プロモーション映像
対談記事
劇団レトルト内閣で脚本・演出を務める三名刺繍(本名:金澤寿美)と、今回レトルト内閣初参加で物語のキーマンを演じる石原正一氏。この二人、なんとともに元日生まれ。そんな奇縁に結ばれた二人に、令和二年の元日、初詣がてら公演のこと、劇団のこと、関西小劇場のこと、たくさん語ってもらいました。
劇団レトルト内閣
2001年、関西学院大学の演劇サークルを母体として、座長・川内信弥(かわちしんや)を中心に旗上げ。演出・脚本・音楽は三名刺繍(みなししゅう)が担当。近鉄アート館、HEP HALL、ABCホールなど、大阪の劇場中心に演劇公演を行っている。
レトルト内閣の創る舞台は、音楽とショーとアートを融合させた、エンターテインメント作品。
骨太のストーリーを軸に、オリジナル劇中歌やシュールな笑いを折り込む作風で、エレガンスロック演劇という独自のジャンルを切り開く。
近年は歴史的事実に基づいたドラマ性の高い作品を多く創作しており、2015年に発表した「文明ノ獣」、2016年の「革命少年」は、2年続けて劇評家・広瀬泰弘氏の年間ベスト作品と評されるなど高い評価を得た。
また、2017年には近鉄アート館の名物企画「ミュージックアート館」へ招聘され、サラリーマンの立身出世を全編生バンド演奏で描いた音楽劇「オフィス座の怪人」が大好評を博した。2018年1月の「エピメテウスの眼鏡」では、国内外165社で導入されている「ほめ育」とのコラボレーションが実現。企業と演劇の連携でメディアにも注目される意欲作となった。
近年の作品
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第28回公演「まつりGORIN」
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第27回公演「エピメテウスの眼鏡」
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第26回公演「オフィス座の怪人」
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第25回公演「革命少年」
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第24回公演「まことに神の造りしをんな ― 智恵子抄 ―」
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第23回公演「文明ノ獣」
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脚本・演出/三名刺繍(みな・ししゅう)
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本名、金澤寿美。劇団レトルト内閣の作・演出・音楽家。現代劇から歴史ドラマまで幅広いシナリオを執筆。演出は、効果映像や生バンドとコラボした作品が多く、音楽性の高さが特徴。 |
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