劇団レトルト内閣 【演劇・大阪】

謹賀新年

 新年あけましておめでとうございます。劇団レトルト内閣座長の川内です。
旧年中は、皆様にはひとかたならぬご支援を賜り、誠にありがとうございました。

 昨年は、レトルト内閣にとってひとつの転機となった年でした。三名刺繍の祖父を描いた「酔筆 奇術偏狂記」を上演し、多くのお客様から称賛の声をいただきました。僕自身、手応えを感じる作品でしたし、三名刺繍の成長を改めて感じずにはおれませんでした。

 この作品の上演を通じ、様々な出会いがありました。新聞等にも大きく取り上げていただき、新たに我々のことを知っていただいたお客様もたくさんおられました。
また、出演者オーディションには、たくさんの才能ある方々が集ってくれました。その結果出演に至った、輝くような才能のキャストたち。そしてその中から、たはらもえが、今後も僕たちと一緒に作品を作っていくという決断をしてくれました。これからが楽しみな、期待の新人です。

 そして、レトルト内閣は今年、ひとつの大きな挑戦をします。近鉄アート館への初進出。
神戸のちいさな劇場で旗揚げ公演を行ってから13年、一歩一歩、ゆっくりですが着実に歩みを進めてこられたことを誇りに思います。そして、道のりの中で出会ってきた人たち、見守ってくださったお客様。皆様のおかげで今のレトルト内閣があります。

 劇団レトルト内閣の2015年は、嵐の中の冒険です。いい歳の大人たちが、10代の若者を巻き込んで出る冒険の旅。6月5日(金)~7日(日)、近鉄アート館にて最新作「文明の獣」を上演します。
皆様、どうぞ本年も劇団レトルト内閣をよろしくお願いいたします。

2015年 元旦

劇団レトルト内閣座長 川内信弥

劇団レトルト内閣

関西学院大学の演劇サークルを母体として2001年に結成した劇団。座長は川内信弥、演出・脚本・音楽は三名刺繍が担当。近鉄アート館・ABCホール・HEP HALLなど大阪の劇場を中心に演劇の舞台公演を行っている。